〜東山給水塔編〜


名古屋の「覚王山」という街は、
僕にとってとてつもなく不思議な街です。


摩訶不思議な建築物が並ぶ名古屋の異空間。






今日は以前からこのページなどで話題にしてきた「東山給水塔」の開放日でありました。







毎月21日は「弘法縁日」の日でありまして、今日はちょうどその日。
覚王山の駅の時点からものすごい数の人。
覚王山は若者にも注目される街になりつつあるとは言うものの、
やはりここはお年寄りのパラダイス。









普段はこの鉄の門から、給水塔を遠目に眺めることしかできなかったですけど、
今日は年にたった2回の公開日ということで、普段閉ざされている門は開放され、見学者も大勢いる。
なんか嘘みたいだ。








今まで遠くから眺めることしかできなかった給水塔といよいよご対面。









曇天の中の「東山給水塔」。
もちろんこのアングルから見るのは初めて。








うむ。やはり不思議な建築だ。
「何か不思議な住民が…」っていう発想はやはり持てると思う。








冬枯れの給水塔はどこか妖しくもある。








そしていよいよ給水塔の内部へ。








給水タンク。
覚王山の給水塔は昭和54年に災害時のときの応急的な給水施設として改造されている。
つまり現役バリバリというわけではないが、ちゃんとした役割を担っているわけだ。








給水塔の最上部からの眺め。
再開発が急激に進む名駅地区。








日泰寺の霊堂と慰霊塔。
この高さから眺めることは、そうそうないだろう。








でっかいナゴヤドーム。












東山給水塔を後にして、今度は白壁の「市政資料館」へ。








昔の裁判所でありまして、国の重要文化財指定も受けている近代洋風建築.









市政資料館から「文化のみち」をたどり、「二葉館」にやってきた。








「二葉館」は「日本の女優第1号」と謳われた川上貞奴(写真)と、
大正期に「電力王」としてぶいぶい言わせた事業家、福沢桃介が暮らした邸宅。
平成17年に移築復元工事が終了し、公開するようになったとのこと。

名古屋の新しい名所です。