〜奥の細道編〜
仙台空港から一路、山形県、立石寺へ。
「閑さや岩にしみ入る蝉の声」を読んだ通称「山寺」
そう、今回の東北旅行は芭蕉の足跡をたどる旅でもある。
なにはともあれ、奥の院を目指し、上っていく。
天台宗の霊場である山寺。
厳しい修行の場の雰囲気が伝わってくる。
奥の院まで約1000の石段をのぼる。なかなか険しい。
開山堂が見えてきた。
ゴールは間近。
五大堂から麓を見下ろす。
疲れを忘れさせる絶景。
つづいて宮城県の松島にやってきた。
日本三景の松島。
ついに日本三景を制覇。
左から宮島・天橋立・松島
まずは無数に浮かぶ島々を海上から眺める。
観光客がエサとしてやる、「かっぱえびせん」を求めて、
おびただしい数のカモメたちが遊覧船を追いかけてくる。
島々とカモメ。
小気味よい速度で進んでいく遊覧船。
カモメと一緒に飛んでる感じ。
投げた「かっぱえびせん」を(風の動きも読んで)上手にキャッチするカモメ。
海上からみた鐘島。
4つの穴が特徴の奇島。
こちらは仁王島。
陸に降り立ち松島・瑞巌寺へ。
残念ながら本堂内部は写真撮影不可だったため、お見せできないですが、
絢爛豪華な障壁画で埋め尽くされていた。
さて、普通の観光客なら海上から松島を眺めるにとどまるところですが、
日没間近に大高森とういう小高い山にのぼってみた。
松島や、ああ松島や、松島や。
この素晴らしい場所で東北旅行第一日目を終えたのでした。
仙台ナイトということで、濃厚な牛タンを頂きました。
2日目は朝から岩手県平泉町の中尊寺にやってきた。
世界遺産も間近かと噂される平泉(2008.3.24現在)
金色堂の内部はこちらを参照。
五月雨の降り残してや光堂
続いて、奥州藤原氏にかくまわれ、
この平泉の地で非業の死をとげた(とされる…。諸説あり)源義経を祀る、
高館義経堂にやってきました。
「夏草や兵共が夢の跡」
芭蕉の奥の細道紀行も実はこれより北には行かず、平泉で折り返している。
そう考えれば、芭蕉の本当の目的地はここだったのかもしれない。
「国破れて山河あり、城春にして草青みたり」
そんな詩を思い浮かべて、笠を敷いて泪を浮かべながらずっと座っていたのだろう。
高館から見る風景も、(車が走ってはいるものの)
現在も昔もさして変わらないのだろう。
岩手県に来たということで、わんこそばを頂く。
最後に庭園が美しい毛越寺を訪れ、岩手県とはおわかれ。
美しい浄土庭園。
空港に戻る前に仙台市内を観光。
いよいよ開幕と言うことで、楽天ゴールデンイーグルスの本拠地・フルキャストスタジアムを訪れる。
そしてこの地方の英雄、伊達政宗公像へ。
仙台城址から眺める仙台市内。
ここが旅の終着点。