〜関宿編〜
東海道の古い町並みが現存する関宿を訪ねる旅。
関西本線を南下。
亀山でワンマン電車に乗り継ぎ、降り立ったのは関駅。
東海道47番目の宿場町・関宿。
関の名は、三関の一である「鈴鹿関」が置かれていたことに、由来する。
早くから保存運動がおこり、現在に至るまで美しい町並みを残している。
そんな関宿を、時間の許す限り散策。
瓦屋根のついた見事な庵看板を持つ和菓子屋さん。
郵便局や銀行も趣がある。
築、200年近い薬局。2階はカフェになっているのだとか。
地蔵院まで来たところで、折り返す。
関宿には、歴史を感じる建築の内部を気軽に見学できる施設が多い。
まずは、旅籠・玉屋を見学。
「関で泊まるなら鶴屋か玉屋」と謳われていた名旅籠。
中庭も美しい。
格式ある名旅籠。
厳しい徒歩の旅の中にも、粋な楽しみを見つけていたのかも。
玉屋を後にして、ふたたび町並みに戻る。
次に見学させてもらったのは、関まちなみ資料館。
こちらは旅籠ではなく、一般の町家を開放している。
観光地と言うよりも、「生活の場」である関宿。
過度な観光開発はせず、現代に残るありのままの宿場町を見学できる。
こういった場所は、街道の中でも貴重。
散策しているうちに、電車の時刻に。ふたたび関西本線に乗車。
本数は決して多くないため、電車で訪れる際は注意が必要。
東海道・関宿の旅でした。